yukkurimaimaipen はじめまして、こんにちは

私はゆっくり歩いきます「お先にどうぞ」道をゆずります。
というしるしです。

 

みなさまからのメッセージ

そして、このマークに賛同してくださっ多の方々よりメッセージを受けました。

ゆっくり歩くと他の登山者に迷惑をかけそうで山を諦めてしまった方。
リンパ郭清により、痛みとしばらくザックが背負えなくて苦労した方。
片目不自由で人とすれ違う時がとても緊張する方。
すれ違った方に「両手出して歩かないとあぶねえぞ!」と怒鳴られた片腕の方。
病気治してから登れば?と言われて悲しい思いをした延命治療の方。
乳がんでリンパ浮腫を発症し、山で苦労された方。
抗がん剤での外見の変化に苦労された方。
病気の後遺症や痛みで下りがとても困難な方。
山でランナーとぶつかって転倒してしまったリハビリ中の方。
癌で余命宣告をされている方
残り少ない命と知ってから山を始めた方 等

 

病気と向き合いながら、山を目指すのは

そこに、生きていることへの希望を感じることができるからではないかなと私は思います。
病気で薬や治療に心がめげそうになった時、ふと、心を癒してくれるのは自然のチカラだったり、そこから、元気をもらえるような気がします。
健康な人でも、日々のストレスをリフレッシュしに山へ向かう人も多いと思います。
病気や治療中の人だって痛みや治療のストレスから解放されたい。
でも体のトラブルをもった方からいただいた多くの人メッセージから、病後、心ない言葉などで山をやめてしまった方も少なくないのだと知りました。
私と同じく乳がんの方、がんの方や難病の方々が山で生きる希望を得ていることをたくさん知りました。
ですが、自分はゆっくりしか歩けない、急いでいる人の邪魔になりたくない等「ゆっくり歩くこと」にとても気をつかっていらっしゃる方が多いということも感じました。

 

見た目ではわからない

カラフルな登山ウェアを着ていると、誰しも健康そうに見えてしまう。
街中よりも、山のほうが体のトラブルを抱えているかどうかの区別は難しい。
この先何十年も元気に山を満喫できる人、あと数ヶ月しか山を登れない人。同じ山に登る各人それぞれ、パッと見はわからないけど、きっといろんな理由や気持ちがある。
もしも、今現在、山を沢山制覇し満喫している方が、ある日突然に余命宣告をされたら、術後でも、きっと、限られた時間を山へ行きたいと思うはず。
私も癌を宣告された時、もっと多くの山へ登っておきたかった、また、山へ行きたい!と心からそう思いました。
自分ががんになってはじめて「山を楽しむ人のスピードや目的はそれぞれ」なのだなと深く感じるようになりました。

 

「ゆっくり歩くこと=迷惑」ではない

山には病気、病後、体のトラブル、お子様付れ、高齢の方など、ゆっくりとしか歩けない人もいます。
しかし、ゆっくりしか歩けない人の多くは、自身が他の人の「迷惑」になっているのではないかと感じています。
中には、その不安から山をあきらめてしまう人も少なくありません。
病後で頑張る人や命の残り少ない方が、ゆっくり歩くと迷惑になりそうだからと山を諦めてしまうなんて…悲しいです。
その人たちが「迷惑」と感じている部分は、狭い登山道でのすれ違い、後ろに渋滞をつくってしまいそう…ということが大きいです。
ゆっくり歩く側は、ゆっくり歩いていることを伝えたい。「お先にどうぞ」と道を譲りたい。
追い抜く側も、前方の人がゆっくり歩いている人なのだと明確にわかれば、声をかけて追い越しやすいはず。
「ゆっくり山マイマイ」のしるしにより、登山道でのすれ違いがもっと気持ちよくスムーズになることを願っています。

 

体調管理も計画も自己責任である事が基本

山では全てが自己責任であることは病後の人も皆承知のはず。
なので、この山マイマイは、救助や援助を強要するマークではありません。
ゆっくり歩いています「お先にどうぞ」というしるしです。

 

山の自然にも人にもやさしい気持ち

この山マイマイをした方に道を譲られたら遠慮せずに譲られて貰いたい。
山で猛スピードの人たちもいるので、山マイマイをした方は急に人を避けられないかもしれない為、しっかり「通ります」と一声かけてあげてほしい。
これだけのことでもとてもありがたいです。そして、とても安心できます。
逆に、山マイマイの人が知らずに険しいルートへ行って渋滞を起こしそうだったら、別ルートやターンをアドバイスすることもできるのではないかと思うのです。

 

みんなの繋がるココロと希望

いただいたメッセージの中に「ゆっくり歩いて、また、山に行ける気がします」「ゆっくりでもいいんだと思えました」「これをつけたらゆっくり歩くことに少しでも安心できそうです」という言葉たちがありました。
そして「マイマイですねと、声をかけられたら嬉しいな」というメッセージもありました。
私も、この山マイマイによっていただいたメッセージで、同じような病気や気持ちの人の声がとても嬉しいです。

私ひとりのチカラでは大したことは出来ないけど、いろんな人たちから、ほんのちょっとずつ気持ちを分けてもらえたら、どこかの誰かが山を諦めずにゆっくり歩くことにつながってくれるはず。誰かの希望や元気につながってくれるはず。
このゆっくり山マイマイが少しでもそのお役に立ってくれることを願っています。
どうか、レコやSNS等で誰かに伝えてみてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

ange

※このゆっくり山マイマイは個人利用のみOK。販売、商用利用は禁止。
※ご自身の体調や体力に合った、無理のない登山をお願いいたします。

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