脳腫瘍で手術やリハビリを経て、ようやく現在、また山を何とか歩けるようになりました。
病気前より山が好きで、元気なころはいわゆるハイスピーダー登山者でした。多少の無理をしてでも、早い時間で長い距離を歩く事に満足感を得ていました。
その頃は、恥ずかしながら、今の自分のようなゆっくり登山者を煩わしいと思うこともありました。今思えば、そんな自分が本当に恥ずかしいです。
今は逆に、昔の自分のようなハイスピーダー登山者とのすれ違いにヒヤヒヤする身です。
人は永遠に健康ではないのだから、あの頃、健康でない人の気持ちをもっと分かるべきだったと深く反省しながら今、ゆっくりと山を歩いています。
この活動が広まることを応援しています。