登山道は、登り優先という基本を曖昧に考えている人、全く無視している人が最近、多いように感じます。
登り優先を嫌がる人もいるかもしれませんが、曖昧にしては意味がないと思います。
私は数年前、勢いよく下山してきた人が私を追い抜くときによろめき、私と接触し、私は転倒して大怪我をしました。危うく滑落するところでした。
ぶつかってきた男性は、登り優先をよく理解していませんでした。
私がゆっくり登っていたので、早く横を追い抜いてしまおうと思ったようでした。
きちんとわかっている人であれば、手前からスピードを落とし立ち止まって道を譲る、または、上りの人がとてもゆっくりであれば一声かけて通過するでしょう。
自分で、その場の自分なりの臨機応変で配慮した「つもり」行動で事故を起こすことだってあるんです。
私の後方は子供づれだったので、ぶつかっていたらもっと大変なことになっていたかもしれないと、ゾッとしました。
私はその怪我でいまだに左足に痺れが残っています。
山道では罰金やペナルティがあるわけではないからこそ「上り優先」という、とても単純で明確なことが大切なのではないかと思う。
細かく厳しいルールではなく、そこに思いやりと譲り合いがある。
怪我をさせてしまったり、してからでは遅いのです。
私のような人が増えないことを願っています。