こんにちは。私も、抗がん剤の後の一昨年の夏に乳がんを全摘、リンパ郭清、放射線、そして今はホルモン治療を受けています。その数年前には、複数重複疾患で長く辛い思いをした子宮を全摘して、やっとこれからという時の乳がん発覚でしたので、その落胆は大きかったです。
今、また山歩きを再開しましたが、乳がんの経歴を知っている同行者も周囲の登山者も、やはり体の辛さしんどさは本人以外にはわかりません。ホットフラッシュで突然の流れるような発汗に気味悪がられたり、写真は遠慮させてねと伝えても、髪のない薬で浮腫んだ写真をSNSにさらされてしまう、「若いのにだらしがない」と高齢者にどやされたり…。切ない場面は少なくありませんが、何より、リンパ郭清後の左肩と胸は、ザックを背負うと悲鳴を上げるので、行く先・時間・山の状態などあらゆる事が気にかかります。
でも、そんな中でも、同じように山で味わう爽快感や、山の上でしか見られない空の色・雲の様を見たくて、あるき始めた人たちが居られるのだと思うと、心強く、何としてでも楽しもうという気になります。
この運動が一人でも多くの方の勇気と安らぎに繋がることを祈り、出来ることがあれば、是非協力させていただきたいと思います。ありがとうございます。