みなさん「ヘルプカード」というのをご存知ですか?
ヘルプカードとは、緊急連絡先や必要な支援内容などを記載し、障害のある方などが災害時や日常生活の中で困ったときに、周囲に自己の障害への理解や支援を求めるためのものです。
私は、がんの手術、退院後、ゆっくり歩けるようにはなっていたものの、よく転倒したり、抗ガン剤治療中はめまいで倒れたりしていました。
もしも、ひとりで外で意識がない状態になった時や万が一、登山中に何かのトラブルで病院に運ばれた時、自分の病状やかかりつけの病院、家族への連絡先を携帯しておいたほうが安心だと思い、その時、ヘルプカードのような記載のできる小さなカードを手作りました。
そして、先日、山小屋で出会った方が、トレラン中に意識不明になって倒れたことがある。というのを聞いて、とても健康そうな若い方だったのでビックリしました。
万が一、もしもの時のために
山でもしも、何かトラブルがあった時、同行者がいても自分の詳しい病状やかかりつけ医まで把握できていることは少ないはず。
万が一、食べ物のアレルギーやペースメーカーの有無、等の把握で命が救われることがあるかもしれない。
救急で運ばれた先でも、病状やかかりつけ医がスムーズにわかったほうが安心。
山マイマイの「山歩きコンディションカード」
そこで、赤いマークのゆっくり山マイマイで名刺サイズの小さなカードを作ってみました。
ヘルプ、支援を求めるものではなく、万が一の場合、自分の病状やアレルギー、連絡先を病院や同行者がスムーズに確認できるようにするためのカードです。
なので、名前を「山歩きコンディションカード」として記しました。
内側はこんな感じです。
ご自身のこと、緊急連絡先、今現在や過去の病状、かかりつけ病院、山保険の有無を記載できるようになっています。
今は元気だけれども過去に大きな病気や手術、事故をした。それがきっかけで…ということもあるかもしれません。
登山ポストのない低山でも、いつどんなトラブルが起こるかはわかりません。
そして、登山中のケガや事故の場合、救急で使われるヘリなどには、登山保険の有無が重要です。契約している登山保険の名称も書き込めるようになっています。
裏面はこんな感じで、アレルギーや服薬中の薬等の記載スペースになっています。
とっても簡単自宅で手作り
「私も利用したい!」という方がいるかも!と思い、ご自宅のプリンターで簡単に印刷して使えるように画像データとpdf形式ファイルの2種類をアップしました。
(PDF形式ファイル↓)
画像もPDFも内容は一緒です。
サイズはハガキサイズで作成してあります。
作り方
・ハガキサイズの紙をご用意。
・100×148mmの定型ハガキサイズで両面印刷
・点線部分を切り、二つ折りにすると名刺サイズのカードになります。
・内側、背面に記載してご利用ください。
湿気や水濡れも考え、油性ボールペン、油性ペン、鉛筆、耐水インク等、水でにじまないものでの記入をお勧めします。
万が一の備えとして、これをお財布やザックの内ポケットへ。
そして、お友だちと山へ登る場合は、このカードがどこに入っているかを事前にお知らせしておくとよいでしょう。
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